コニカル対フラット コーヒーグラインダーの違いって何？（perfect daily grind）

グラインダーはコーヒー機器の最も重要な1 つで、 品質の悪いマシンは不均一な挽き目のサイズになり、一貫性のない抽出率と濁ったカップを引き起こすことになります。

金属刃を使用すると、圧力ではなくカットして挽くのでバラ付きが少なくコーヒーの品質が大幅に向上します。 またフラットとコニカルの2 つの異なるタイプの刃から選択することができます。

これらの違いは何でしょうか？ どのように挽くサイズの精度と一貫性だけでなく、コーヒーの保持のリスクに影響を与えるのですか？ コニカルまたはフラットグラインダーを購入する必要がありますか？ を見つけるために読んでください。

・フラット & コニカルとは何ですか？

フラット刃は、お互いに平らな2つのリングで構成されています。 多くの場合、それらは水平に配置され、角度の付いた歯を持っています。 粒度を決めるのは、リングの間の距離です。

しかし、コニカル刃の場合、研磨は垂直に行われます。 外側の刃は、角度のついた歯を持つ円形の中空のリングです。 内側の刃は円錐形で、底面が大きくなっています。 (上から見ると、星型や花型に見えることがあります。) これは、豆が通るのを助ける溝があるからです。 また、小さな角張った歯があります。


刃の形状はどのようにあなたのコーヒーの品質に影響を与えるか？均一性、保持、および温度……エスプレッソ ショットとフィルター コーヒーの品質は刃の形状によって影響を受けます。

・グラインドの安定性

ダラ・コルテのコーヒートレーナーであり技術者でもあるマルコ・ベルトラメ氏によると、コニカルを使ってもフラットと同じレベルの挽き心地を得るのは難しいとのことです。 これは、グラインダーの構造に起因しています。

"コニカルとフラットの最大の違いは、コーヒー グラインダーの組み立てと構造にあります」と彼は言います。 "コニカルでは、完全な平行度と完全な同心度を実現する必要がありますが、フラットでは平行度だけが重要になります。 そのため、より良い粒度の均一性を得ることが容易になります。"

実際、フラット刃はコニカル刃を凌駕すると彼は考えています。 "平行度が完全であればあるほど、粒度測定の精度は高くなります。 コニカルでは、下の刃をモーターシャフトに取り付けなければならないため、完全な同心度を持つことは不可能です。

言い換えれば、コニカル刃で正確なアライメントを作ることが難しいために、研削サイズに小さな不整合が生じることがあります。

しかし、フラット刃の一貫性に問題を起こすことがあるのは、保温性です。 円錐バリ研削盤に比べて、一日中熱がこもるという評判があります。 これは、フラット刃の方が機械的な力を必要とするためです。

マルコは、これはグラインダーがどのように製造されているかに依存することを強調しています。   "平らな刃持つコーヒー グラインダーは、適切な換気や粉砕速度など、必要な技術的な予防措置を講じて作られていれば、コニカルの温度に非常に近づけることができます」と彼は言います。

彼はダラ・コルテのバリを例に挙げ、"高くない周速と低熱を得るためには、バリの直径65mmとモーターの1400回転数が重要であることを教えてくれます。"

ただし、余分な熱は安いグラインダーの問題を引き起こす可能性があります。

カナダのバリスタチャンピオンであり、ダラ・コルテコーヒーのアンバサダーでもあるロッソコーヒーロースターズのコール・トロデ氏は、「グラインダーが加熱しすぎると、グラインドの大きさの一貫性が変わってしまう」と教えてくれました。

"カフェでの一日が進み、部屋の周囲の温度が上がり始めると、グラインダーの温度も上がり始めているのを感じるでしょう。" "グラインダーの温度が上がると、ショットの抽出が早くなると思います。

これは、フラット刃は温度に注意を払う必要があることを意味します。 温度が上がりすぎると、グラインドのサイズを調整する必要があります。


・コーヒーの保持と汚染

挽きカスがマシン内に残ってしまうと、ドライコーヒーの重さが変化し、エスプレッソの抽出方法が変わってしまうことがあります。 さらに心配なのは、挽きたてのコーヒーに古いコーヒー豆が混ざってしまうことです。

保持は、挽いたコーヒーがグラインダー内の表面に付着すると発生しますが、コニカルのよりもフラットで多い現象です。

フラット刃は、コーヒーは、刃の横にプッシュされます。 これは多くの力を取るし、これを達成するために、研削盤のモーターは、高回転数で回転します。 対照的に、コニカル刃は重力が助けているので、機械的な力を必要としません。 これは、滞留のリスクが低いことを意味します。

しかし、マルコ氏は、フラットでは、「研削室とその出口口の構造に基づいて、滞留を減らすことができる」と強調しています。


・使いやすさと利便性

使いやすさは刃よりもグラインダーのデザインに関係していますが、コニカルとフラットの間にはいくつかの違いがあります。

コニカルグラインダーは、重力が多くの仕事をしているため、低い回転数で動作します。 その結果、音が静かです。

しかし、ほとんどのものがそうであるように、グラインダーメーカーはノイズを低減するために追加の対策を講じることができます。 "ダラ・コルテの機械では、研削音を低減するために、他方の刃よりも6つ多い研削歯を付けています」とマルコは教えてくれました。

前述したように、フラット刃グラインダーは、換気システムが整っていないと、温度が上昇するにつれて、一日中調整が必要になることもあります。 これは、回転数が高いことが原因です。

・刃の形だけではない

刃の形状はコーヒーの品質に影響を与えますが、それだけではありません。

マルコ氏は、"フラットグラインダー、コニカルグラインダーに関わらず、グラインダー全体がどのように作られているか、グラインダーの直径やデザイン、モーターとその回転数、通気性、マシン本体全体がどのように作られているかによって、ワークフローが決まる "と言います。

グラインダーの刃がエスプレッソ専用に設計されているのか、それとも様々な飲料用に設計されているのかに注意してください。 マルコさんによると、ダラ・コルテのバリはエスプレッソに適した「300/450ミクロン前後」とのことですが、グラインダーの中には、より柔軟性を重視して設計されているものもあります。

また、人によってはセラミックや金属合金を好む人もいます。 セラミックはスチールよりも硬いため、刃の切れ味が長く持続します。 しかし、その反面、もろくなっています。 小さな石やその他の物体は、刃を割ってしまう可能性があります。 セラミックは熱の吸収も少ないですが、粉砕時に発生する熱のほとんどは、回転数と豆の粉砕によるものです。 実際には、セラミックと金属の違いはほとんどありません。 ほとんどのメーカーは金属製のものを選んでいます。


・コニカルとフラットはどちらが良いですか？

答えは次の通りです。

一般的には、フラット刃の方が安定性が高く、価格も高くなります。 モデルにもよりますが、音がうるさく、換気が良くないとすぐに熱くなってしまいます。

対照的に、ほとんどのコニカル刃は、静かで涼しく、安価ですが、一貫性がありません。

高い精度を必要とするコーヒー ショップ用？それとも、朝早起きして静かな音で挽く事が出来る家庭用ですか？

刃は重要ですが、グラインダーの品質を決定する唯一のものではないことを覚えておいてください。 機械はよくできていますか？ ニーズに適しているか？ 修理や交換が必要な場合のサポートは充実していますか？

これらの質問に対する答えがわかれば、正しい購入の選択ができるようになります。

https://perfectdailygrind.com/2020/05/conical-vs-flat-burr-coffee-grinders-whats-the-difference/