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第1回【気になるレシピをエアロプレスでやってみた】

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エアロプレスのなにが面白いのって、世界中で様々なレシピが公開されていて気軽に試せる所だと思います。 そんな世の中に溢れているレシピを気になったものから試していく! 記念すべき第1回目は、仙台にある「keyakicoffee」の小原美智子バリスタ。2019年のエアロプレスチャンピオンシップ優勝。そんな彼女が大会時のレシピをベースにお店用のレシピとして落とし込んだものを公開して下さいました! 〜準備するもの〜 粉量……....……  15.0g メッシュ…......  コマンダンテ #18-#20 湯温……....……   92℃ 完成量…..………  約 180ml 抽出方式…..……  Inverted フィルター….…  AESIR filter(なければ純正でも可) 〜レシピ〜 ①挽いた粉をインヴァートスタイルのエアロプレスにセットする。 ②0:00-0:40 92℃のお湯を40秒かけて120g注ぐ。 ★カリタウェーブを使用するとやりやすい! ★10秒で30gと考えると分かりやすい。 ③0:40-0:50 優しく10回混ぜる。 ★箸や細い棒がオススメ ④0:50-1:50 キャップを閉め、1分待つ。 ⑤1:50-2:20 フリップし、30秒かけてプレス。 最新のエアロプレスゴー。良いですね。 ⑥2:20 finish  ⑦抽出後のコーヒー液にお好みで70-85gのお湯を足す。 ⑧enjoy! 以上となります! 40秒かけて120g注ぐ所がかなりゆっくりなのでちょっと練習が必要ですが、慣れれば全く問題無し! 優しく混ぜ、優しくプレス。「少ない粉でいかに成分を出し雑味を出さないか」の工夫がきちんとされており、最近流行りの「粉量多め、バイパス」を避けたおうちで気軽に試せるレシピ。 あ、ペーパーも良いですが、ステンレスフィルターでも雑味感が少なく、リッチなテイストが楽しめます! ステンレスフィルター(メタルフィルターとも言う)は「able COFFEE DISC FILTER」というものが有...

たった2分でAeroPressでコールドブリューを作る方法(perfect coffee grind)

エアロプレスは、その汎用性と使いやすさのおかげで、スペシャルティコーヒーのアイコンとなっています。 AeroPressでコールドブリューを作る方法を見つけるために、エアロプレスの作成者、アラン アドラーに話を聞きました。 【たった2分でエアロプレスコーヒーを冷たく淹れる】 ほとんどの水出しコーヒーは12 時間、24 時間、またはそれ以上の急な時間が必要とされます。冷たい温度を補うためには、長い抽出時間で補う必要がある為です。 ホットよりも甘くまろやかなコーヒーになりやすいです。これは、一部の化学化合物は、低温で抽出することができないためです。 AeroPressコールドブリューは抽出時間が短いのが特徴です。 アラン氏は「満足のいく濃厚な味わいになるまで、徐々に抽出時間を長くしていきたいと思っていました。ひとまず標準的な時間から始めてみたところ、ホットブリューよりも10%ほど弱いながらも、満足のいく味になったのには驚きました。 このような小さな違いを味わえる人はほとんどいませんが、その小さな違いを無くす簡単な方法は、コーヒーを10%多めに使うことでしょう。 標準は約16グラムなので、約17.5 グラムで違いを無くす事が出来ます。」 しかしアレックス テナントは「粉量を増やすを代わりに、攪拌時間を増やすことを提案しました。 我々は標準的な10秒、30秒、1、2、3分を試してみました。 1分で十分で、 1分以上の違いはほとんどありませんでした。」 【エアロプレスでのコールドブリューの作り方】 1.  準備について トラディショナル、もしくはインヴァートどちらで淹れるとしても、エアロプレスが清潔な状態になっているかを確認する所から始めます。 次に、キャップにフィルターを挟みお湯でフィルターをすすぐことをお勧めします。 そうすることでキャップに付着しやすくなり、紙の風味を抑えることができます。 また、フィルターを2倍にしたり、ステンレス製のものを使ったりするのもいいでしょう。 ステンレスフィルターを使用すると、より多くのオイルを通すことができ、豊かなボディを作成し、マウスフィールをよくする事が出来ます。一方ペーパーフィルターは油分を吸い、クリーンで軽い抽出液になります。 2.   ...

エアロプレスチャンピオンシップのレシピはどのようにして変化したのか?

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エアロプレス世界選手権のレシピは、この数年でどのように変化してきたのでしょうか? 第1回ワールドエアロプレスチャンピオンシップから10年が経ちました。実験的で創造的、境界線を越えた、そして何よりも楽しいパフォーマンスが繰り広げられた10年でした。 最初に開催されたときは、オスロの小さな部屋で、わずか3人の競技者だけが参加していましたが、この大会が巨大なものに成長することを想像した人はほとんどいませんでした。 現在では、世界選手権までの数ヶ月間、世界各地で58の国内大会が開催され、スポンサーには業界の大物が名を連ね、 毎年3,000人以上が参加しています。 では、金色のAeroPressトロフィーを手にするためには何が必要なのでしょうか? また、チャンピオンシップが進化するにつれ、レシピはどのように変化してきたのでしょうか? 何人かのチャンピオンに話を聞いてみました。 コーヒー業界はこの10年間で長い道のりを歩んできましたが、それは常に進化し続けるレシピにも反映されています。 初期の頃は、プレゼンテーションは情熱的なものでした。 しかし、今日の基準では、チャンピオンシップに値するAeroPressの淹れ方に期待するようなコーヒーではありませんでした。 2017年の世界エアロプレスチャンピオンであり、ロンドンのKaffeineのヘッドバリスタであるPaulina Miczka氏は、「長年の間に、嗜好は変化してきました」と話してくれました。 少し前までは、人々はダークローストのコーヒーを愛していました。 しかし、変わったのはコーヒーだけではありません。 2009年のAeroPressチャンピオンであり、ポーランドのCoffee Proficiencyのオーナーでもあるルカシュ・ジュラ氏は、今日では、"抽出プロセスをより意識するようになりました "と話してくれました。 もし今大会に出場するとしたら? 「全部違うことをしないといけないと思う 」と告白しています。 「今日はいつものレシピで試してみて......その時のコーヒーに合わせて調整して。 再現しやすいもの、お客さんと共有できるようなものを目指したいですね。」 2011年と2013年の世界エアロプレスチャンピオンであるJeff Verellen氏は、...

Du Jianing(World Brewers Cup Champion)によるエアロプレスのレシピ

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Du Jianing(World Brewers Cup 2019 Champion) 杜嘉宁(ドゥ・ジャーニン ) 南京にある「UNIUNI」というカフェのバリスタ。 すごくロジカルなバリスタで全て計算し尽くす方のようです。 そんな彼女の作るエアロプレスが魅力たっぷりすぎたのでメモメモ。 ペーパーを2枚使用するんですが、意図的に少しスライドさせてセットします。 もう既に面白い。 お湯で濡らし、パドルで丁寧にセット。 メッシュはコマンダンテグラインダーで30クリック(粗挽き) ③の数字の所に来るよう、プランジャーセット。 86℃のお湯を100g注ぎます。 お湯を注いでる途中にも本体をスピンさせます。 その後小さめのスプーンでステアですが、かなりの高速でかき混ぜます。 表面の粉がブレイクして茶色い泡で覆われます。 キャップをセットして大きくスピンさせてから反転。 15秒-20秒程でプレスしていきます。 完成したコーヒーは約60-62g こちらにお湯を90g加えて完成。 手が綺麗(そこじゃない) 〜エアロプレスレシピ〜 0:00-0:15 100gのお湯を注ぐ 0:15-0:30 スプーン等でステア 0:45 キャップを装着する 1:00 本体を回転させてからフリップ 1:10- プレス開始 1:30 抽出終了 抽出後のコーヒー液に90gのお湯を加えて完成。 再現性がとにかく高い。本当に勉強になります。 動画の方が圧倒的に分かりやすいのでリンク貼っときます。 https://youtu.be/8ufs83UWAUE

日本人が世界チャンピオン!2014年ワールドエアロプレスチャンピオンレシピ

Shuichi Sasaki, Japan Winner: 2014 W.A.C. Grind coffee at "9.5" on a Malkoenig EK43 Rinse paper filter with warm water Heat water to 78°C Add 40g of water Allow 25 seconds of bloom Stir five times Add 210g of water and stir once Press down very slowly for 75 seconds Leave 45g of slurry in the AeroPress 我らが日本代表の佐々木修一バリスタ(当時 パールバセット所属)が世界チャンピオンになった2014年。 コーヒーをEK43で#9.5で挽く。(16.5g) 0:00-0:20  40gのお湯を加える(78℃)(Ph7.8) 0:20-0:25   5回混ぜる。 0:25-0:45  210gのお湯を加え、一回混ぜる。(合計250g) 0:45-2:00  75秒間かけて、ゆっくりプレス。(目安はエアロプレス内に45g残るように)  粉量 16.5g メッシュ Coarse 水 250g(78℃) 方式 Upright フィルター paper 佐々木バリスタは現在Passage Coffee(三田)でオーナーバリスタをしており、数少ない世界チャンピオン自身がコーヒーを淹れてくれる、貴重なお店になってます。 2019.6.9にはPassage Coffee Roasteryが祖師谷にオープン。 田町店は通勤途中にあった為、沢山通わせて頂いた大好きなお店です! パッセージコーヒーのサイトはこちら↓ https://passagecoffee.com/ エアロプレスも美味しいんですが、カリタウェーブで淹れてくれるペーパーフィルターも絶品です!!

2015年ワールドエアロプレスチャンピオンレシピ

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Lukas Zahradnik, Slovakia Winner: 2015 W.A.C. Grind coffee at "7.3" on a Malkoenig EK43 Heat water to 79°C Add 60g of water Turbulent wiggle for 15 seconds Allow 30 seconds of bloom Add the rest of the water in 10 seconds Press down for 45 seconds EK43の#7.3メッシュで20gのコーヒーを挽く。 0:00-0:15 60gのお湯を加える(79 ℃) 0:15-0:30 本体をグルグル回して攪拌する。 0:30-0:40 170gのお湯を足す(合計230g) 0:40-0:45 キャップをし、フリップ。 0:45-1:30 45秒かけてプレス。(数字の①の下まで) 粉量 20g 水 230g 79℃ 方式 Inverted フィルター paper(rinsed) 総抽出時間 1:30 メモ この2015年まではバイパス方式は採用されておらず、大体20g以下で細かめのメッシュが多い。 2016年からは空前のインヴァート+粗挽き+バイパスブームが到来。 分かりやすい動画↓ https://youtu.be/m3wKJ0-WkDA どう見てもイニエスタ。 https://aeropress.com/championships/wac-recipes/

2016年 ワールドエアロプレスチャンピオンレシピ

Filip Kucharczyk, Poland Winner: 2016 W.A.C. Start the timer Pour 150 grams of water for 15 seconds Stir until 30 seconds on the timer Put the lid on, wait until 1 minute on the timer Invert AeroPress, give it a swirl, plunge Add 100 to 120 grams of water to taste 0:00-0:15  150gのお湯(84℃)を15秒かけて注ぐ。 0:15-0:35  20秒 お箸でかき混ぜる。 0:30-1:00  キャップをする。 1:00-1:30  反転させてから本体を回し攪拌、30秒かけてプレスする。 100g〜120gのお湯を加え、味を整え、完成。 粉量 35g メッシュ Coarse 水 84℃ 方式 Inverted フィルター paper(rinsed) 総抽出時間 1:30 メモ 大会時のレシピと動画のレシピに少しギャップがあり、動画のレシピの方に修正しました。 この辺りから抽出後のコーヒー液にお湯を加える、 いわゆる「バイパス方式」が多くなりました。 なので抽出時の 粉量増えてますね。 動画 https://youtu.be/Ay5O5s4obAE https://aeropress.com/championships/wac-recipes/

2017年ワールドエアロプレスチャンピオンレシピ

Paulina Miczka, England Winner: 2017 W.A.C. Put 35g of coffee into your AeroPress From 0:00 to 0:15, add 150g of water From 0:15 to 0:35, stir and keep stirring At 0:35, put filter cap (with pre-wet filter) in place At 1:05, flip the AeroPress and start pressing At 1:35, stop pressing. You should have now 90ml of the concentrated brew (4.5%TDS) Add 160g – 200g of hot water and enjoy! 35gの粉をエアロプレスに入れる。 0:00-0:15   150gのお湯を入れる(84℃) 0:15-0:35   かき混ぜ続ける。 0:35-          リンスしたフィルター+キャップを付ける 1:05-          反転させ、プレスする。 1:35-         プレスを止める(約90ml、4.5%のTDS) 160g〜200gのお湯を加えて、 完成👍 粉量 35g メッシュ 8/10(1-fine,10-coarse) 水 370g 84℃ 方式 Inverted フィルター paper 総抽出時間 1:35 分かりやすい動画があります。 https://youtu.be/NVcgSBJFhgM https://aeropress.com/championships/wac-recipes/

2018年 ワールドエアロプレスチャンピオンレシピ

Carolina Ibarra Garay(USA) Winner: 2018 W.A.C. Set your water temperature at 85 degrees Celsius. Prepare your filter paper (by rinsing with hot water) and grind your coffee. Pour 100g of water for 30 sec. Stir vigorously but carefully with wooden pair of chopsticks for 30 sec. Put the filter cap on, flip the AeroPress and press into a glass server for 30 sec. Do not preheat your serving vessel. Top up your brew with 60g of 85 degrees Celsius water and 40g of room temperature water. お湯を85℃にセットしておく。 紙をリンスし、粉を挽く。 0:00-0:30 100g のお湯を30秒かけて注ぐ。 0:30-1:00 木のお箸で30秒混ぜ続ける。 1:00-1:30 フリップし、30秒でプレスする。 サーバーは温めないで覚ましておく。 85℃のお湯を60g 常温の水40g を加える。 完成👍 粉量 34.9g メッシュ 8/10(1-fine,10-coarse) 水 160g(85℃)40g(常温) 方式 Inverted フィルター Paper(Rinsed) 総抽出時間 1:30 コメント 実際の競技の動画見てると、お箸で20秒位混ぜた後は本体にキャップを付けて本体ごとグルグル回してますね。 34.9gって面白い。絶対そこは35.0gでいい(笑)。 https://aeropress.com/championships/wac-recipes/

2019年ワールドエアロプレスチャンピオン レシピ

Wendelien van Bunnik(The Netherlands) Winner: 2019 W.A.C. Pour 100g of water on the coffee in 10 seconds. Stir firmly for 20 times in 10 seconds. Put the filter cap with rinsed filter on the brewer and gently press out excess air. At 40 seconds, flip the AeroPress and press out all coffee. You should end up with roughly 60g of extracted coffee. Add 100g of water to the extracted coffee. Taste and add more water until the desired strength (I ended up with 120g dilution) Cool the brew down to roughly 60°C (140°F) by stirring and decanting Slurp & enjoy! 0:00- 100gのお湯を注ぐ(92℃) 0:10- 20回しっかりとかき混ぜる。 0:20- リンスしたペーパー+キャップを付け、余分な空気を押し出す。 0:40- フリップし、早めにプレス。(押し切る) 0:55- 約60gのコーヒーが出来上がる。 コーヒーに100〜120gのお湯を加水する。 (100gで味見をし、+10ずつ増やす) コーヒー容器を2つ使ってデキャンタージュし、60℃まで冷ます。 出来上がり! 粉量 30g メッシュ 7/10(1-fine,10-coarse) 水 Spa Blauw water(30PPM)(92℃) 方式 Inverted フィルター Aesir(Rinsed) 総抽出時間 1:00 メモ コマンダンテだと1番細かい所(#0)から開いていった時、25クリック目(#25)辺りがオススメ。 Aesirフィ...

エアロプレスを使った2分で出来るコールドブリューの作り方(perfect daily grind)

The AeroPress is a specialty coffee icon, thanks to its versatility and ease of use. It’s hard to brew a bad cup of coffee with it, but it’s also easy to experiment and create your own recipe.  Up until now, however, it’s been mainly used for hot coffee. This all changed when  AeroPress, Inc. announced their recipe for  cold brew AeroPress coffee  – which, astonishingly, has a brew time of just two minutes. To find out how to make cold brew with an AeroPress, along with some tips and tricks for better flavor and extraction, I spoke to the brewing device’s creator, Alan Adler. Here’s what I learned. エアロプレスは、その汎用性と使いやすさのおかげで、スペシャルティコーヒーのアイコンとなっています。 不味いコーヒーを淹れるのは難しいですが、自分でレシピを作ったり、実験したりするのも簡単です。 しかし、今までは、主にホット コーヒーのために使用されています。 このすべての変更は、AeroPress, Inc. がコールドブリューエアロプレスコーヒー (驚くべきことに、わずか 2 分の抽出時間のレシピ)を発表したときに変更されます。 AeroPressでコールドブリューを作る方法を見つけるために、いくつかのヒントやより良い味と抽出のためのトリックと一緒に、抽出装置の作成者、アラン アドラーに話を聞いた。 ここで私が学んだことです。 Cold Brew AeroPress Coffee in Just 2 Minute...